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不登校の子どもに罪悪感を感じるのは誠実な証

お子さまが不登校になったとき、多くの保護者様は「自分のせいではないか」と罪悪感を抱きます。しかし、その罪悪感を感じること自体が、保護者様の誠実さの証なのです。
お子さまを大切に思い幸せを願っているからこそ、自分の対応を振り返り、後悔する。責任感が強く、真面目だからこそ「もっとできたのでは」と考えてしまう。そうした気持ちは、決して恥ずべきものではありません。
ここでは、なぜ保護者様が罪悪感を抱いてしまうのか、その心理についてお伝えします。
自分を責めてしまうのはなぜ?
「なぜ、うちの子が不登校に?」「私の育て方が間違っていたのか?」そんな思いが頭から離れない方はいませんか?自分を責めてしまうのには、いくつかの理由があります。
まず、親として子どもの幸せを願う気持ちが強いからです。お子さまが苦しんでいる姿を見て「何とかしてあげたい」と考えるのは、愛情があるからこその自然な反応といえるでしょう。
また、社会には「親がしっかりしていれば子どもは問題なく育つ」といった考え方が根強く存在しています。テレビや本、インターネットでも「親の接し方次第」といった情報があふれているため、子どもが不登校になると「自分の対応が悪かった」と思い込んでしまうのかもしれません。
周囲からの視線や言葉も、罪悪感を強める要因になると考えられます。何も言われていないのに、家庭に問題があるんじゃないかと思われているかもしれないと不安が常につきまといます。
このように、自分を責めてしまう背景には、愛情の深さ、社会からのプレッシャー、周囲の目など、さまざまな要因があり、それらが複雑に絡み合っているからです。自分を責めてしまうのは、保護者様が無責任だからでも、弱いからでもありません。むしろ、誠実で責任感が強いからこその感情なのです。
罪悪感以外にも、不登校の保護者様はさまざまな感情を抱えています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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真面目で誠実な親ほど罪悪感を抱きやすい
罪悪感を強く感じる保護者様には、ある共通した特徴があります。それは、真面目で誠実な性格だということ。
責任感が強い保護者様は「子どもの成長は親の責任」といった思いが人一倍強いため、不登校を自分の責任として受け止めてしまいます。
完璧主義の傾向がある方も、罪悪感を抱きやすいかもしれません。「あのときああしていれば」と、常により良い選択肢を探し、現実との差に苦しんでしまいます。
でも、これらの特徴は、決して悪いわけではありません。いい加減な保護者様や子どもに無関心な保護者様は、罪悪感など感じません。自分を責めてしまうのは、それだけお子さまと真剣に向き合っている証なのです。
不登校の子どもがいる親が抱える罪悪感とは

罪悪感といっても、その内容は保護者様によってさまざまです。「あのとき、こうしていれば」という後悔の念は、具体的な場面や言葉と結びついて、心に重くのしかかるもの。
ここでは、多くの保護者様が抱える罪悪感についてお伝えします。
「厳しくしすぎた」
「もっと優しく接していれば、不登校にならなかったのでは」と後悔していませんか?
勉強や生活態度について厳しく叱ってしまったり、「もっと頑張りなさい」とお子さまを追い詰めるような言葉をかけてしまったり。そんな過去の場面が、繰り返し頭に浮かんでくるのではないでしょうか。
兄弟姉妹と比較する言葉を口にしてしまった記憶も、罪悪感として残ります。「お兄ちゃんはできたのに」「妹のほうがしっかりしている」など、このような何気ない一言が、お子さまの自己肯定感を傷つけていたのではないかと、あとになって気づきます。
でも、保護者様が厳しく接したのは、お子さまの将来を思ってのことではなかったでしょうか?社会に出たときに困らないように、自立できるようにと願って、時には厳しい言葉をかけたのだと思います。
それは、愛情があったからこその厳しさです。お子さまを傷つけようと思って叱っていたわけではありません。むしろ、お子さまの成長を願い、より良い未来を描いていたからこその言葉だったはずです。
すべての場面で、我が子に最適な声かけができる人はおそらくいないでしょう。当時の保護者様は、その時点で最善だと思う対応をしていたはずです。ですから、それを今になって責める必要はありません。
「気づいてあげられなかった」
「もっと早くお子さまのつらさに気づいていれば」という後悔も、多くの保護者様が抱える罪悪感です。
お子さまが朝、起きるのがつらそうだったのに無理に学校へ行かせたり、学校の話をしなくなったのに、思春期だからと深く考えなかったり。小さなサインを見逃していたのではないか、といった思いが心を苦しめます。
仕事や家事に追われて、お子さまとゆっくり話す時間が取れなかったのを後悔している保護者様もいるでしょう。お子さまの話を後回しにした結果、お子さまが心を閉ざしてしまったのではないかと感じてしまうのです。
見えないものに気づくのは、誰にとっても難しいこと。決して無関心だったわけではありません。気づけなかったのは、保護者様が鈍感だったからではなく、そのとき精一杯だったからなのです。
それでも、自分を責めなくていい理由

「厳しくしすぎた」「気づいてあげられなかった」といった思いを持ち続けるのは、本当につらいものです。しかし、それでも保護者様はご自分を責める必要はありません。なぜなら、罪悪感を抱くのは自然な感情だからです。
ここでは、なぜ自分を責めなくていいのか、その理由をお伝えします。
不登校の原因は親だけではないから
不登校になる原因は、決して1つではありません。さまざまな要因が複雑に絡み合った結果として、お子さまが学校に行けなくなっているのです。
文部科学省の調査でも、不登校の要因は「無気力・不安」「友人関係」「学業不振」「教師との関係」など多岐にわたると示されています。そして、多くの場合、これらの要因が単独ではなく、重なり合って不登校につながっているのです。
また、お子さま自身が持って生まれた気質や特性が関係しているケースも考えられるでしょう。繊細で傷つきやすい性格や感覚が過敏であることは生まれ持ったものであり、育て方だけで変えられるものではありません。むしろ、その特性を持つお子さまにとって、今の学校システムが合っていないだけなのかもしれません。
たとえ保護者様が「完璧な対応」をしていたとしても、ほかの要因によって不登校になる可能性は十分にあるのです。「あのときこうしていれば」の問いに、答えはありません。なぜなら、過去に戻ってやり直すことはできないからです。そして、仮にやり直せたとしても、結果が変わったかどうかは誰にもわからないのです。
誰も親を責める資格はないから
周囲からの視線や言葉に苦しんでいる保護者様も多いかもしれません。しかし、はっきりといえることがあります。それは、誰も保護者様を責める資格はないということ。
他人から直接責められることは、ほとんどないかもしれません。むしろ、周囲は気を遣って何も言わない場合が多いでしょう。だからこそ「本当はどう思われているんだろう?」「陰で何か言われているのでは」と保護者様は想像してしまうのです。
保護者様自身が「学校に行くのが当たり前」の価値観の中で育ってきたのも、罪悪感を強める要因かもしれません。自分は楽しく学校へ行っていた経験があると、我が子が行けない状況を受け入れるのが難しいものです。
どうか、ご自分の中にある「こうあるべき」といった価値観に縛られないでください。過去の自分の言動に後悔したり、まわりの目を気にしすぎたりしないでください。それよりも、これからお子さまとどう向き合っていくか、そこに保護者様のエネルギーを使っていきませんか?
これからお子さまとどう向き合っていくか、具体的な対応方法については以下の記事で詳しく解説しています。
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最後に|罪悪感を一人で抱え込まないために

お子さまの不登校で罪悪感を抱くのは、保護者様が誠実で、お子さまを大切に思っているからこその感情です。真面目な保護者様ほど「厳しくしすぎた」「気づいてあげられなかった」と強く感じてしまいます。
不登校の原因は保護者様だけではありません。学校環境、友人関係、お子さまの特性、社会の変化など、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。そして何より、誰も保護者様を責める資格はないのです。ですから、お子さまが不登校になっても罪悪感を持つ必要はありません。
しかし、そうはいってもどうしても罪悪感を手放せない保護者様もいるでしょう。一人で抱え込むと、罪悪感はどんどん重くなっていきます。出口の見えない暗闇の中で、同じことを繰り返し考えていると心が疲れ果ててしまいます。
保護者様が疲弊すると、お子さまを支える余裕もなくなってしまうでしょう。罪悪感に押しつぶされて限界を感じている保護者様は、こちらの記事も併せてご覧ください。
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罪悪感を少しでも軽くするために、まずは今の状況を客観的に整理することから始めてみませんか?「不登校こころの相談室」のAI診断(無料)が、今の状況を客観的に見つめ直すきっかけになるかもしれません。
質問に答えていく過程で、自分では気づかなかった視点に出会える場合があります。診断後、もう少し深く知りたいと思ったら、オンラインカウンセリングの選択肢もあります。
「不登校こころの相談室」の有資格カウンセラーは、不登校に関する知識と経験が豊富です。保護者様の言葉に耳を傾け、寄り添い、気持ちを受け止めます。保護者様が自分の罪悪感について口に出すのは勇気がいるかもしれません。しかし、言葉にしてみると、ずっと心の中で渦巻いていた感情が少しずつ形を変えていくでしょう。
オンラインなら、顔を合わせる必要もありません。自宅で、落ち着いた環境で、自分のタイミングで話せるのがオンラインカウンセリングのメリットでもあります。誰かに知られる心配もなく、保護者様ご自身のペースで相談が可能です。
罪悪感を一人で背負い続ける必要はありません。自分を責め続けるエネルギーを、自分を労わることに使ってみませんか?もうすでに、あなたは十分に頑張ってきたのですから。
















