カウンセリングとは?どんなことをするもの?

カウンセリングとは、心の専門家であるカウンセラーが話を聞き、悩みや不安を整理する手助けをするものです。
中学生のお子さまが抱える問題はさまざまで、学校のこと、友人関係、家庭の悩み、進路の不安など多岐にわたります。
カウンセリングでは、こうした悩みを話すことで気持ちが整理され、解決の糸口が見つかることがあります。
カウンセラーは話をじっくり聞き、中学生のお子さまの気持ちに寄り添います。
無理にアドバイスをするのではなく、考えや感情を尊重しながらサポートするのが特徴です。
話をすることで気持ちが軽くなり、自分自身で前向きな行動をとれるようになることが、カウンセリングの目的の一つです。
中学生がカウンセリングを検討するタイミング

中学生の悩みは成長過程でよく見られるものもありますが、心や体に不調が続く場合は早めの相談が大切です。
ここでは、中学生がカウンセリングを検討したい主なタイミングを紹介します。
ストレスや心身の不調が続く
中学生は、勉強や部活動、人間関係など、さまざまな場面でストレスを抱えやすい時期です。
気分の落ち込みが続く、眠れない、食欲がない、腹痛や頭痛を繰り返すなどの状態が続く場合は、心の負担が影響している可能性があります。
カウンセリングでは、お子さまの気持ちを整理しながら、ストレスの原因や対処法を一緒に考えていきます。
「まだ大丈夫」と我慢を続けるよりも、不調が長引く前に相談することが大切です。
不登校や行き渋りが続く
学校へ行きたくない気持ちが続いたり、不登校や行き渋りが見られたりする場合も、中学生のカウンセリングを検討するタイミングの一つです。
無理に登校を促すだけでは、お子さまの負担が大きくなることがあります。
カウンセラーは、お子さまの気持ちや背景を整理しながら、今の状況に合った関わり方を一緒に考えます。
学校へ行けるようになることだけを目的にするのではなく、安心して過ごせる環境を整える視点も大切です。
保護者だけで悩みを抱え込んでいる
お子さまだけでなく、保護者様が強い不安やストレスを抱えている場合も、カウンセリングを利用するタイミングといえます。
「どう声をかければいいかわからない」「この対応で合っているのだろうか」と悩み続けると、保護者様自身も疲れ切ってしまいます。
カウンセリングでは、お子さまへの接し方を整理したり、不安な気持ちを相談したりすることが可能です。
保護者様の心に余裕が生まれることで、ご家庭全体が落ち着き、お子さまにも安心感が伝わりやすくなります。
当相談室に寄せられる、中学生のカウンセリングに関するご相談

不登校こころの相談室では、初回カウンセリング前のアンケートで、お子さまの状態だけでなく、カウンセリングを希望する理由や、本人が相談を受けられる状態かどうかについても伺っています。
実際のアンケートでは、「子どもに受けてほしいが本人が乗り気ではない」「まずは保護者だけで相談したい」「すでに相談先を利用したが変化が見られない」といった声が寄せられています。
ここでは、中学生のご家庭から実際に寄せられた相談内容の一部を紹介します。
本人がカウンセリングを受けたがらない
保護者様がカウンセリングの必要性を感じていても、中学生本人が人に話すことを嫌がったり、相談を受けられる状態ではなかったりするケースがあります。
「保護者は子どもに受けさせたいが、本人は受けられる状態ではない」
「まだ話せていない」
「本人が嫌がりそうなので、まだ話していない」
「慣れてきたら定期的に娘がカウンセリングを受けることができたらいいなと思っています。」
「最初は保護者のみのカウンセリングで、次回から子のみ、あるいは親子で受けたいと思っています。」
※事前アンケートより、一部抜粋・編集して掲載しています。
当相談室では、本人が乗り気でない状態で、無理に参加させることは勧めていません。まずは保護者様から状況を伺い、本人への伝え方や、相談につなげるタイミングを整理します。
何を相談すればよいか分からない
カウンセリングを初めて利用するご家庭では、相談内容や頻度、どのような支援を受けられるのかイメージできないという声も見られます。
「まだイメージがついていないので相談したい」
「娘に寄り添いたいが、どうしていいのか分からない。相談先も分からない。」
「子どもとの接し方を知りたい。」
「無気力や疲れを、親はどのようにサポートしてあげたら良いのでしょうか。」
「今の状況と支援方法について相談したい。」
実際の初回カウンセリングでは、相談内容を事前に明確に決めておく必要はありません。現在困っている場面や、お子さまの生活、学校との関係を伺いながら、何を優先して整理するかを一緒に考えます。
すでに相談しているが変化が見られない
スクールカウンセラーや医療機関など、すでに複数の相談先を利用してから当相談室へ来られるご家庭もあります。
「スクールカウンセラー、病院のカウンセリングを受けたが、カウンセラーとの相性もいまいち良くなく、改善が見られない。」
「無理をさせないでよいですと言われましたが、あまり詳しくは話していません。」
「無理に学校に行かせなくてよいのでは」
「心療内科では、特に異常がないので学校に無理に行かさず、やりたい事などさせて下さいと言われました。」
「親のみ担任やスクールカウンセラーと面談」
相談先を利用していても、助言が抽象的だったり、家庭で具体的にどう対応するか分からなかったりすることがあります。初回カウンセリングでは、これまで受けた助言や試した対応も確認し、現在の状況に合わせて次にできることを整理します。
このように、中学生のカウンセリングでは、本人がすぐに参加できるケースばかりではありません。保護者様だけで相談を始めたり、すでに利用している相談先とは別の支援を検討したりすることもあります。
相談する人や目的によって適した相談先は異なるため、次に中学生が利用できるカウンセリングの種類を確認していきましょう。
中学生が利用できるカウンセリングの種類

カウンセリングには、さまざまな種類があります。お子さまに合ったカウンセリングを選ぶことが大切です。
ここでは、中学生のお子さまが利用できるカウンセリングを5つにまとめ、解説します。
オンラインカウンセリング
近年は、インターネットを利用したオンラインカウンセリングが充実しています。
「不登校こころの相談室」もその一つです。
スマートフォンやパソコンを使って自宅から相談できるため、移動の負担がなく、リラックスした状態で話すことができます。
中学生のお子さまの場合、初めて会う大人のカウンセラーに対面で話すことに、抵抗感を抱くかもしれません。
そのようなとき、画面越しで相談できるオンラインカウンセリングはおすすめです。
メールやチャット、ビデオ通話での相談など、サービスによってさまざまな相談の形式があるため、自分に合った方法を選べるとよいでしょう。
スクールカウンセリング
スクールカウンセリングとは、学校に設置されているカウンセリングのことを指します。
多くの中学校にスクールカウンセラーが配置されており、学校に関する相談を中心に対応します。
スクールカウンセリングは、学校内で相談できるため、中学生のお子さまも利用しやすいでしょう。
なお、中学生のお子さまだけでなく、保護者様も利用することができます。
スクールカウンセリングは、学校の環境を理解した上でアドバイスをもらえるため、実生活に役立つ具体的な助言が得られる可能性があります。
病院のカウンセリング
心療内科や精神科の病院では、専門のカウンセリングを受けることができます。
ここでは、臨床心理士や公認心理師といった心理学の有資格者をはじめ、精神科医が相談に応じることがあります。
病院のカウンセリングは、精神的な不調が続いている場合や、専門的な診断が必要な場合に特に有効です。
医師の診察を受け、薬の処方などの医療的なサポートを受けることも可能です。
病院では、医学的な診断を受け、薬物療法と並行しながらカウンセリングを受けることができます。
公的機関のカウンセリング
児童相談所や教育センターなどの公的機関でもカウンセリングを受けることができます。
公的機関のカウンセリングは無料または低料金で利用できることが多く、経済的な負担が少ないのが特徴です。
また、学校や家庭の問題など、幅広い相談に対応しているため、どのような悩みでも気軽に相談できます。
公的機関のカウンセリングを希望する場合は、自治体の相談窓口や学校の先生に問い合わせてみるとよいでしょう。
民間のカウンセリング施設
民間のカウンセリングルームや心理相談センターでも、中学生向けのカウンセリングを受けることができます。
施設によって料金はさまざまですが、専門性の高いカウンセラーが対応し、より個別のニーズに合わせたサポートを受けることが可能です。
スクールカウンセラーや公的機関のカウンセリングとは異なり、自分に合ったカウンセラーを選びやすいのも特徴でしょう。
中学生のカウンセリングにかかる費用

中学生のカウンセリングは、相談先によって費用が大きく異なります。
無料で利用できる窓口もあるため、相談内容や利用しやすさに合わせて選ぶことが大切です。
無料で利用できるカウンセリング
中学生のカウンセリングは、無料で利用できる相談先もあります。
初めて相談する場合や、まずは話を聞いてほしい場合は、以下のような窓口を検討するとよいでしょう。
- スクールカウンセラー:学校で相談できるカウンセリング
- 教育支援センター・教育相談室:自治体が設置する教育相談窓口
- 児童相談所・子ども家庭センター:家庭や学校生活に関する相談に対応
一方で、相談時間や利用回数に制限がある場合や、予約が取りにくい場合もあります。
継続的な支援を希望する場合は、有料のカウンセリングも検討しましょう。
有料カウンセリングの料金相場
有料のカウンセリングは、相談先によって料金が異なります。
主な相談先と料金相場の目安は、以下のとおりです。
- オンラインカウンセリング:1回3,000〜8,000円程度
- 民間のカウンセリングルーム:1回5,000〜10,000円程度
- 医療機関の自費カウンセリング:1回5,000〜10,000円程度
料金だけで相談先を選ぶのではなく、お子さまの悩みに対応しているか、継続して利用しやすいかも確認しましょう。
体験相談や初回料金が設定されている相談先であれば、相性を確かめたうえで利用を検討できます。
中学生がカウンセリングで相談するときのポイント

中学生のお子さまがカウンセリングを受ける際は、次の4つのポイントを押さえておくと、より効果を得ることが期待できます。
相談したいことを整理する
カウンセリングを受ける前に、話したいことを整理しておくとよいでしょう。
たとえば、「学校での人間関係がつらい」「勉強のプレッシャーを感じる」など、具体的に書き出してみるとよいでしょう。
お子さまの場合、緊張や恥ずかしさから、カウンセリング場面で思うように話せないことがあります。
そのようなことが想定される場合、事前に話したいことをまとめておけるとよいでしょう。
正直に話す
カウンセリングでは、思っていることを正直に話すことが大切です。
どのような相談であろうと、カウンセラーが馬鹿にしたり笑ったりすることはありません。
中学生のお子さまの気持ちに寄り添い、一緒に問題解決を目指していきます。
カウンセリングでは、自分の本音を伝えることで、より的確なアドバイスを受けることができるでしょう。
問題解決にこだわらない
カウンセリングの目的は、必ずしもすぐに問題を解決することではありません。
話をするだけで気持ちが軽くなったり、新しい視点が得られたりすることもあります。
相談することでストレスが軽減され、前向きな気持ちになることも、大切な効果のひとつです。
「カウンセリングを受ければ必ず問題が解決する」と思うのではなく、「悩みを一人で抱え込まず、吐き出すために受ける」という姿勢で臨めるとよいでしょう。
可能であれば継続する
カウンセリングは、長期にわたって受けてこそ、効果を発揮するものです。
1回限りのカウンセリングでは、カウンセラーと信頼関係を築くことも難しいでしょう。
1回のカウンセリングで解決しなくても、継続することで効果を感じられる場合があります。
カウンセリングは長期にわたることを念頭におき、継続しましょう。
オンラインカウンセリングのメリット

中学生のお子さまに特におすすめなのが、「オンラインカウンセリング」です。
オンラインカウンセリングは、中学生がカウンセリングを受けるときにネックとなる問題をカバーすることができます。
ここでは、オンラインカウンセリングならではのメリットを、2つ紹介します。
自宅で気軽に利用できる
オンラインカウンセリングの大きなメリットは、自宅で気軽に相談できる点です。
通院や移動の手間がないため、時間の都合がつけやすく、忙しいお子さまでも利用しやすいでしょう。
オンラインカウンセリングは、カウンセリングのために外出することに抵抗がある場合にも適しています。
対面より話しやすい場合がある
対面で話すのが苦手な場合、オンラインの方がリラックスして話せることがあります。
画面越しなら話しやすいと感じるお子さまも多く、気軽に相談できる手段として有効です。また、匿名性を確保できるサービスもあり、安心して話せる環境が整っています。
自分に合った方法を見つけて、無理なく相談できる環境を整えていきましょう。
中学生の悩みは「不登校こころの相談室」にご相談ください

中学生は心が大きく揺れ動く時期です。
進学や人間関係に加え、大人への反発心から素直に気持ちを話しにくいこともあります。その一方で、悩みを一人で抱え込むのはとてもつらいものです。
「不登校こころの相談室」では、臨床心理士や公認心理師といった専門資格を持つカウンセラーが、オンラインで中学生特有の心の悩みに寄り添います。
対面よりも画面越しの方が安心して話せるお子さまも多く、家庭から気軽に取り組めるのも安心できるポイントです。
そして、いきなりカウンセリングに踏み出すのが不安な方には、数分で答えられるAI診断をご用意しています。チェック形式で簡単に取り組め、お子さまや保護者様の不安を整理するきっかけになります。診断結果をもとに最適なカウンセラーをご案内することも可能です。
一人で抱え込む前に、まずはAI診断から安心して始めてみてください。



















