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一日中の付き添い登校がつらい理由とは?

一日中の付き添い登校は、朝から夕方まで学校にいるため仕事と家事の時間を奪われます。お子さまのためにと始めた付き添いが、気づけば保護者様自身の時間がまったくない状態に。
ここでは、一日中の付き添い登校がなぜ保護者様を追い詰めるのか、その理由を見ていきます。
仕事も家事も続けられないから
一日中の付き添い登校が始まると、まず考えなければならないのが仕事です。朝から学校が終わるまで付き添うため、フルタイムの仕事を続けるのは難しいでしょう。多くの保護者様は、仕事を辞める選択を迫られます。
「在宅ワークなら続けられるかもしれない」と思っても、現実は厳しいものです。学校から帰宅しても、家事や夕食の準備に追われ、仕事に集中できる時間はほとんど残っていません。
また、家事への影響も深刻です。一日中学校にいると、その間、家事が一切できません。帰宅後に洗濯・掃除・買い物・夕食準備をすべてこなすことになります。疲れた体で夕食を作り、「ちゃんとした食事を作ってあげられない」と罪悪感を抱く保護者様も少なくありません。
兄弟がいる場合はさらに大変です。習い事の送迎や宿題のサポートが必要な場合もあるのに、時間も体力も残っていない。家の中は徐々に荒れていき、散らかった部屋を見るたびに「自分はダメな母親だ」と自分を責めてしまうのです。
付き添い登校で仕事を辞めるべきか続けるべきかで悩んでいる方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
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自分の時間がなくなるから
一日中の付き添い登校を続けていると、保護者様は自分の時間を完全に失います。友人との約束も断り続けるうちに誘いも来なくなるでしょう。趣味を楽しむ時間もなく、自分のことはすべて後回しになります。
帰宅後に家事をこなし、ようやく一息つける時間は夜遅くに。このような日々が続くと慢性的な睡眠不足に陥ってしまいます。体調が悪くても、十分な睡眠時間や病院に行く時間がなければ、体は確実に悲鳴を上げていくでしょう。
付き添い登校が一日中続くとどうなる?

一日中の付き添い登校は、目の前のお子さまを「学校に行かせる」という目的は達成できているかもしれません。しかし、長期的には保護者様とお子さまの両方に深刻な影響を与えるケースがあります。
仕事も家事もできない生活が続くと、心身の健康、家族関係、そしてお子さまの成長にも関係してきます。
ここでは、一日中の付き添い登校がもたらす影響についてお伝えします。
保護者様の心身が限界を迎える
一日中の付き添い登校を続けていると、保護者様の心身は確実に疲弊していきます。最初は「我が子のため」と頑張っても、数ヶ月、半年、一年と続くうちに、心身のバランスが崩れていきます。
まず、身体的な症状が現れるでしょう。慢性的な睡眠不足で朝起きるのはつらくなり、体が重く感じます。食欲がなくなったり、逆に過食になったりと、食生活も乱れてくるかもしれません。
精神的な症状も深刻です。イライラして些細な出来事で怒ってしまったり涙が止まらなくなったり、何かをする気力が湧いてきません。友人との交流がなくなり、相談できる相手もいなくなります。「誰も自分のつらさをわかってくれない」といった孤独感が強まります。
お子さまのことで、「誰にも言えない」と一人で抱え込んでいませんか?保護者様が心身の限界を超えてしまう前に、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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子どもの自立が妨げられる
一日中の付き添い登校は、お子さまの自立を大きく妨げてしまうかもしれません。保護者様の付き添いがないと学校にいられない状態が続くと、お子さまは自分一人では何もできないという思い込みを強めてしまいます。
本来、学校は保護者様から離れ、友達との関わりや授業を通じて、お子さまが自分で判断する力を育む場所です。友達とのトラブルも、学校生活における失敗も、すべて成長の機会です。しかし、一日中保護者様がそばにいると、こうした経験を積むことができません。
一日中の付き添い登校が長期化すると、やがて完全に不登校になるリスクも高まります。
一日中の付き添い登校に限界を感じたときの対処法

一日中の付き添い登校に限界を感じたとき、「我が子のためだから」と我慢し続けるのは危険です。保護者様が倒れてしまえば、お子さまを支えることもできなくなります。限界を感じたときこそ、立ち止まり、助けを求める勇気が必要です。
ここでは、限界を感じたときにできる対処法をお伝えします。
限界のサインを見逃さない
まず大切なのは、自分の限界のサインに気づくことです。多くの保護者様は、「まだ大丈夫」「もう少し頑張れる」と自分に言い聞かせ、限界を超えてしまいます。
限界のサインは、身体と心の両方に現れます。以下のような身体症状が続いているなら、すでに限界を超えているかもしれません。
- 朝、起きられなくなる
- 体が重く動くのがつらい
- 頭痛や吐き気が続く
- 食欲がない、または過食になる
- 夜、眠れない
以下のような心のサインも見逃さないでください。
- 些細な出来事でイライラする
- 涙が止まらない
- 気力が湧かない
- どこかへ逃げ出したいという思いが頭をよぎる
- 家族に八つ当たりする
お子さまや家族に対して、感情的になってしまうときが増えていませんか?こうした状態は、心が疲弊し限界に達しているサインです。心の余裕がなくなっているといえるでしょう。
自分の限界のサインに気づいたら、「まだ大丈夫」と否定しないでください。自分を守ることは、お子さまを守ることにつながります。これらのサインの背景には、「いつまで続くのか」という終わりの見えない不安があります。明確なゴールが見えないからこそ、保護者様の心身は消耗していくのです。
学校と話し合う
一日中の付き添い登校に限界を感じたら、学校との話し合いも大切です。学校に迷惑をかけたくない、断ったら子どもが学校に行けなくなる、そう思って遠慮していませんか?
しかし、遠慮は必要ありません。保護者様の状態も、お子さまの状態と同じくらい大切なのです。そのうえで、学校側のサポート体制を整えられるよう相談してください。保護者様の付き添い時間を減らせる可能性があります。
また、段階的に付き添い時間を減らすなど、学校と保護者様が協力してお子さまの自立を支援する体制づくりが大切です。
付き添いをやめるタイミングや段階的な減らし方について、こちらの記事で詳しく解説しています。
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最後に|一日中の付き添い登校から抜け出すために

一日中の付き添い登校は、保護者様の生活に大きな影響を与えます。仕事を続けられず、家事も回らず、自分の時間がどんどん削られていくでしょう。心身ともに限界を迎え、家族全体にも深刻な影響が及ぶかもしれません。
「我が子のため」と保護者様が付き添い登校を続けることは、本当にお子さまのためになっているのでしょうか?保護者様が倒れてしまえば、お子さまを支えることもできません。
保護者様の健康は、お子さまの成長と同じくらい重要です。限界を感じたら、一人で抱え込まず学校に相談するなど、状況を改善できる可能性を探してみてください。
しかし、多くの保護者様が「相談したいけれど時間がない」という現実に直面しているのではないでしょうか。一日中学校にいると、帰宅後は家事に追われます。誰かに相談する余裕はなく、カウンセリングに行く時間もありません。この孤立が、保護者様をさらに追い詰めていくのです。
そんな保護者様のために、「不登校こころの相談室」では、自宅から気軽に利用できるオンラインカウンセリングを提供しています。移動時間がなく、お子さまを置いて外出する心配もありません。少しの空いている時間に、専門家のサポートを受けられます。
カウンセリングを受けるのに抵抗がある方は、まずは「不登校こころの相談室」のAI診断から始めてみてはいかがでしょうか?お子さまの状況や保護者様が抱えている悩みを入力するだけで、必要なサポートについてのヒントが得られます。忙しくてカウンセリングに行けない方でも、数分で取り組めます。
AI診断の結果をもとに、必要に応じて臨床心理士や公認心理師との個別相談も可能です。
「一日中の付き添い登校を段階的に減らしたい」
「学校とどう話し合えばいいかわからない」
「限界を感じているけれど、どうすればいいかわからない」こうした悩みに、「不登校こころの相談室」の経験豊富な専門家が丁寧に寄り添います。お子さまの自立を促しながら保護者様が安心して前に進めるよう、全力でサポートいたします。
















