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小学校の母子分離不安はいつまで続く?|見守る期間と対応を切り替えるタイミング

お子さまの母子分離不安がいつまで続くのか、不安に感じていませんか。小学1年生だから仕方ないと思っていたのに、2年生、3年生になっても続いて悩んでいる保護者様は多いのではないでしょうか。

母子分離不安は年齢によって特徴が異なり、見守る期間や対応を切り替えるタイミングも変わってきます。小学校低学年と高学年では違うアプローチが必要でしょう。

この記事では、小学校の母子分離不安がいつまで続くのか、その特徴と見守る期間の考え方、そして対応を切り替えるべきタイミングをお伝えします。

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小学校の母子分離不安の特徴

小学校の母子分離不安の特徴

母子分離不安は、小学校の低学年と高学年で現れ方が大きく異なります。小学校の母子分離不安がどのように現れるのか、低学年と高学年学の特徴をお伝えします。

小学校低学年

小学校低学年(1年生〜3年生)の母子分離不安は、比較的わかりやすい形で現れます。朝の登校時に泣いてしがみつくのは、小学校低学年の母子分離不安の典型的なサインです。

  • 玄関で保護者様の服をつかんで離さない
  • 校門の前で立ち止まってしまう
  • 付き添わないと教室に入れない

こうした行動は、お母さんと離れることへの不安がそのまま表れています。

また、「お腹が痛い」「頭が痛い」と体調不良を訴えるケースもあります。週末は元気なのに、平日の朝になると体調が悪くなるのは、学校に行く(=お母さんと離れる)ことへの不安が身体症状として現れているのです。

小学校低学年では、まだ自分の気持ちを上手く言葉にできないお子さまも多いでしょう。「なんで学校に行きたくないの?」と聞いても、「わからない」としか答えられない場合があります。しかし、心の中では「お母さんと離れるのが怖い」「お母さんがいないと不安」といった気持ちでいっぱいなのです。

小学1年生であれば、入学したばかりで環境が大きく変わったため、母子分離不安が出るケースは珍しくありません。多くの場合、数ヶ月で新しい環境に慣れ、不安は自然に落ち着いていきます。しかし、2年生、3年生になっても続く場合は、何らかの対応が必要なサインかもしれません。

小学校高学年

小学校高学年(4年生〜6年生)になると、母子分離不安の現れ方が変わってきます。小学校低学年のように泣いたりしがみついたりするよりも、以下の様子が多いでしょう。

  • 理由をつけて学校を休もうとする
  • 体調不良を訴える
  • 「友達とケンカした」「先生が怖い」などの理由を説明する
  • 保護者様の行動を過度に気にする

こうした行動は、母子分離不安が形を変えて現れていると考えられます。

学校では問題なく過ごせているように見える場合もあるでしょう。家に帰ると保護者様にべったりくっついて離れない場合は、学校では頑張って不安を押し込めているからかもしれません。

小学校の母子分離不安がいつまでも続くのはなぜ?

小学校の母子分離不安がいつまでも続くのはなぜ?

母子分離不安は、多くの場合、成長とともに自然に落ち着いていきます。しかし、なかには小学校に入学してから何年も続いてしまうケースも。「いつまで続くのだろう…」と不安になる保護者様は少なくありません。

母子分離不安が長期化するのには、いくつかの理由があります。ここでは、長期化しやすいケースと、専門的なサポートが必要なケースについて解説します。

長期化しやすいケース

母子分離不安が長期化しやすいケースには、いくつかの共通点があります。

お子さまの気質が影響している場合
生まれつき繊細で不安を感じやすいお子さまは、新しい環境や変化に対して強いストレスを感じます。慎重で人見知りが激しかったり、初めてのことに挑戦するのが苦手だったりするでしょう。こうした気質は、母子分離不安が起こる要因になる可能性があります。

発達特性がある場合
ADHDなどのお子さまは、不安のコントロールが難しい場合があります。発達特性が母子分離不安と重なると、対応がより複雑になるケースも考えられます。

学校が合わない場合
友達や先生との関係がうまくいかなかったり勉強についていけなかったりすると、学校には行きたくなくなるものです。学校が安心できる場所でなければ、登校しぶりや不登校になる可能性があります。

保護者様の不安が強い場合
「学校で何かあったらどうしよう」「いじめられていないか心配」といった保護者様の不安が、お子さまに伝わる場合もあります。お子さまは保護者様の表情や態度から不安を感じ取ります。

家庭環境が不安定な場合
両親の不仲や引っ越しなど、家庭内に大きな変化やストレスがあると、お子さまは保護者様にしがみつくことで安心を求めます。家庭が落ち着かない限り、母子分離不安も落ち着かないかもしれません。

これらの要因が複数重なっていると、母子分離不安はさらに続いてしまう可能性もあります。なお、小学生の母子分離不安がなぜ起こるのか、具体的な原因や克服のための対応法について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

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専門的なサポートが必要なケース

母子分離不安が長期化している場合、どのタイミングで専門的なサポートを求めるといいのでしょうか。

小学校入学直後の2〜3ヶ月は環境に慣れるための期間として見守ることができます。しかし、1年近く経ってもまったく改善が見られない場合は、何らかの対応が必要なサインです。

日常生活に大きな支障が出ている場合は、専門家のサポートを検討してください。週に何度も学校を休み保護者様が外出できない状況や、家族の生活がお子さまの不安を中心に回っている状況が続いているなら対応が必要です。

体調不良が頻繁に起こる場合も注意が必要です。毎朝、腹痛や頭痛を訴えたり、吐き気やめまい、食欲がなくなったりの身体症状が続く場合は、不安が身体に影響を及ぼしていると考えられます。小児科で異常が見つからなければ、心理的なサポートが必要でしょう。

保護者様自身が限界を感じている場合も、サポートが必要です。イライラして感情的になり、どう対応すればいいかわからず苦しんでいませんか?保護者様の心の健康が保たれなければ、お子さまの母子分離不安はさらに悪化してしまいます。

専門的支援を受けるのは、決して大げさなことではありません。早めに相談すれば、保護者様の負担も減らすことができます。「もう少し様子を見よう」と先延ばしにするよりも、まずは専門家の意見を聞いてみることが、お子さまにとって最善の選択になるかもしれません。

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小学校の母子分離不安いつまで見守る?

小学校の母子分離不安いつまで見守る?

「いつまで見守ればいいのかわからない」「いつ対応を変えるべきなのだろう?」と、母子分離不安のお子さまの保護者様が悩むのが、見守りからの切り替えを検討するタイミングです。

見守り過ぎると長期化してしまうかもしれません。ここでは、見守る期間の考え方と、対応を切り替えるべきタイミングについてお伝えします。

見守る期間の考え方

母子分離不安を「いつまで見守るか」は、お子さまの年齢や状況によって異なります。

小学1年生の場合、入学から3ヶ月は見守りの期間と考えてよいでしょう。入学したばかりのお子さまにとって、小学校は初めての環境です。保育園や幼稚園とは違い、授業時間も長く、ルールも増えます。この大きな変化に慣れるには、少なくとも2〜3ヶ月はかかるのではないでしょうか。

この期間は、お子さまの不安に寄り添いながら、ゆっくりと新しい環境に慣れるのを待ってあげてください。多くのお子さまは徐々に落ち着いていきます。

しかし、1年近く経っても改善が見られない場合は、見守りから一歩進んだ対応を考える時期かもしれません。学校の先生やスクールカウンセラーに相談することも検討してください。

2年生になれば、学校生活には慣れてくるはずです。しかし、それでも母子分離不安が出ているということは、何か特別な理由があるかもしれません。クラス替えで仲のいい友達と離れたり担任の先生が変わったりした場合は、落ち着くまで少し時間が必要でしょう。

ただし、この期間は何もしないわけではありません。お子さまの様子をよく観察して必要であれば学校に相談するなど、積極的な見守りが大切です。

小学校高学年の場合、母子分離不安が自然に解消される可能性は低くなります。小学校に入学してからずっと続いている場合は、専門家のサポートの検討をおすすめします。

見守る期間を決める際に大切なのは、お子さまの状態が改善しているかどうかです。最初は毎日泣いていたのが、週に2〜3回になった。学校での様子が明るくなった。こうした改善の兆しが見られるなら、見守りを続けましょう。

状態が悪化している場合は、もう少し様子を見ようと先延ばしにしていると、母子分離不安はさらに深刻化してしまいます。

また、保護者様自身の限界も見守る期間を決める重要なポイントです。毎朝の登校時に心が折れそうになったり、イライラして感情的になっていませんか?こうした状態が続いているなら、見守る期間を延ばすのではなく早めにサポートを求めるのも大切です。

対応を切り替えるタイミング

見守りから、より積極的な対応へ切り替えるタイミングはいくつかあります。

  • 学校を休む日数が増えてきたとき
    最初は月に1〜2回の欠席だったのが週に1回、週に2回と増えている場合は、このまま見守っていても状況は改善しません。むしろ、不登校へとつながっていく可能性があります。
  • 身体症状が悪化しているとき
    腹痛や頭痛の頻度が増えたり食欲がなくなり体重が減っていたりする場合は、お子さまの心が限界に達しているサインです。
  • お子さまが落ち込み続けているとき
    笑顔が減り好きだった遊びをしなくなった、家族との会話が減ったなど、こうした変化はお子さまの心全体に影響を与えていると考えられます。

お子さまの様子だけではなく、保護者様の生活に大きな支障が出ているときも対応を切り替えるタイミングかもしれません。仕事を休まざるを得ない日や外出できない日が増え、家事ができないなど保護者様の生活が成り立たなくなっているなら、これ以上見守りを続けるべきではないでしょう。

付き添い登校を続けている保護者様で「いつまで続けるべきか」と悩んでいる方は、こちらの記事も参考にしてください。

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最後に|小学校の母子分離不安と向き合うために

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母子分離不安は、年齢によって現れ方も対応も大きく異なります。小学校低学年では直接的な不安として現れ、小学校高学年では表現が変化し不登校につながりやすくなるでしょう。

母子分離不安が長期化する背景には、お子さまの気質や発達特性、学校や家庭の環境など、さまざまな要因があります。だからこそ、一人で抱え込まず専門家のサポートを受けることが大切なのです。

お子さまの身体症状が悪化していたり、保護者様自身が限界を感じていたりする場合は、すぐに専門家に相談してください。

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無料で提供しているAI診断の結果をもとに、必要に応じて臨床心理士や公認心理師との個別相談にも進めます。お子さまの母子分離不安だけでなく、保護者様の不安やストレスにも寄り添い、具体的な対応方法を一緒に考えていきます。

オンラインだから、お子さまを連れて外出する必要もありません。自宅のリラックスした環境で、じっくりとお話しできます。「いつまで見守ればいいのか」「どう対応すればいいのか」といった悩みに、経験豊富な専門家が丁寧に寄り添います。

母子分離不安は、適切なサポートがあれば乗り越えられます。お子さまの笑顔を取り戻すために、そして保護者様自身が穏やかに過ごせるようになるために、まずは「不登校こころの相談室」にご相談ください。「不登校こころの相談室」のカウンセラーが、お子さまと保護者様が安心して前に進めるよう、全力でサポートいたします。

\3分で完了!今の状態をAIが診断/
執筆:わたなべ ちかこ

小中学生向けオンライン学習のコラムや、コミュニケーションコーチ&カウンセラーとして活躍する起業家のメルマガなどを執筆。不登校経験のある子どもを持つ母親ならではの視点を活かし、教育や子育てに関するテーマで心に響く記事を届けています。また、取材記事の執筆やWebメディアのディレクションにも取り組み、幅広い分野で活躍中。

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