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カウンセリングとは?どんなことをするもの?

カウンセリングとは、心の専門家であるカウンセラーが話を聞き、悩みや不安を整理する手助けをするものです。
中学生のお子さまが抱える問題はさまざまで、学校のこと、友人関係、家庭の悩み、進路の不安など多岐にわたります。
カウンセリングでは、こうした悩みを話すことで気持ちが整理され、解決の糸口が見つかることがあります。
カウンセラーは話をじっくり聞き、中学生のお子さまの気持ちに寄り添います。
無理にアドバイスをするのではなく、考えや感情を尊重しながらサポートするのが特徴です。
話をすることで気持ちが軽くなり、自分自身で前向きな行動をとれるようになることが、カウンセリングの目的の一つです。
中学生が利用できるカウンセリングの種類

カウンセリングには、さまざまな種類があります。お子さまに合ったカウンセリングを選ぶことが大切です。
ここでは、中学生のお子さまが利用できるカウンセリングを5つにまとめ、解説します。
オンラインカウンセリング
近年は、インターネットを利用したオンラインカウンセリングが充実しています。
「不登校こころの相談室」もその一つです。
スマートフォンやパソコンを使って自宅から相談できるため、移動の負担がなく、リラックスした状態で話すことができます。
中学生のお子さまの場合、初めて会う大人のカウンセラーに対面で話すことに、抵抗感を抱くかもしれません。
そのようなとき、画面越しで相談できるオンラインカウンセリングはおすすめです。
メールやチャット、ビデオ通話での相談など、サービスによってさまざまな相談の形式があるため、自分に合った方法を選べるとよいでしょう。
スクールカウンセリング
スクールカウンセリングとは、学校に設置されているカウンセリングのことを指します。
多くの中学校にスクールカウンセラーが配置されており、学校に関する相談を中心に対応します。
スクールカウンセリングは、学校内で相談できるため、中学生のお子さまも利用しやすいでしょう。
なお、中学生のお子さまだけでなく、保護者様も利用することができます。
スクールカウンセリングは、学校の環境を理解した上でアドバイスをもらえるため、実生活に役立つ具体的な助言が得られる可能性があります。
病院のカウンセリング
心療内科や精神科の病院では、専門のカウンセリングを受けることができます。
ここでは、臨床心理士や公認心理師といった心理学の有資格者をはじめ、精神科医が相談に応じることがあります。
病院のカウンセリングは、精神的な不調が続いている場合や、専門的な診断が必要な場合に特に有効です。
医師の診察を受け、薬の処方などの医療的なサポートを受けることも可能です。
病院では、医学的な診断を受け、薬物療法と並行しながらカウンセリングを受けることができます。
公的機関のカウンセリング
児童相談所や教育センターなどの公的機関でもカウンセリングを受けることができます。
公的機関のカウンセリングは無料または低料金で利用できることが多く、経済的な負担が少ないのが特徴です。
また、学校や家庭の問題など、幅広い相談に対応しているため、どのような悩みでも気軽に相談できます。
公的機関のカウンセリングを希望する場合は、自治体の相談窓口や学校の先生に問い合わせてみるとよいでしょう。
民間のカウンセリング施設
民間のカウンセリングルームや心理相談センターでも、中学生向けのカウンセリングを受けることができます。
施設によって料金はさまざまですが、専門性の高いカウンセラーが対応し、より個別のニーズに合わせたサポートを受けることが可能です。
スクールカウンセラーや公的機関のカウンセリングとは異なり、自分に合ったカウンセラーを選びやすいのも特徴でしょう。
中学生がカウンセリングで相談するときのポイント

中学生のお子さまがカウンセリングを受ける際は、次の4つのポイントを押さえておくと、より効果を得ることが期待できます。
相談したいことを整理する
カウンセリングを受ける前に、話したいことを整理しておくとよいでしょう。
たとえば、「学校での人間関係がつらい」「勉強のプレッシャーを感じる」など、具体的に書き出してみるとよいでしょう。
お子さまの場合、緊張や恥ずかしさから、カウンセリング場面で思うように話せないことがあります。
そのようなことが想定される場合、事前に話したいことをまとめておけるとよいでしょう。
正直に話す
カウンセリングでは、思っていることを正直に話すことが大切です。
どのような相談であろうと、カウンセラーが馬鹿にしたり笑ったりすることはありません。
中学生のお子さまの気持ちに寄り添い、一緒に問題解決を目指していきます。
カウンセリングでは、自分の本音を伝えることで、より的確なアドバイスを受けることができるでしょう。
問題解決にこだわらない
カウンセリングの目的は、必ずしもすぐに問題を解決することではありません。
話をするだけで気持ちが軽くなったり、新しい視点が得られたりすることもあります。
相談することでストレスが軽減され、前向きな気持ちになることも、大切な効果のひとつです。
「カウンセリングを受ければ必ず問題が解決する」と思うのではなく、「悩みを一人で抱え込まず、吐き出すために受ける」という姿勢で臨めるとよいでしょう。
可能であれば継続する
カウンセリングは、長期にわたって受けてこそ、効果を発揮するものです。
1回限りのカウンセリングでは、カウンセラーと信頼関係を築くことも難しいでしょう。
1回のカウンセリングで解決しなくても、継続することで効果を感じられる場合があります。
カウンセリングは長期にわたることを念頭におき、継続しましょう。
オンラインカウンセリングのメリット

中学生のお子さまに特におすすめなのが、「オンラインカウンセリング」です。
オンラインカウンセリングは、中学生がカウンセリングを受けるときにネックとなる問題をカバーすることができます。
ここでは、オンラインカウンセリングならではのメリットを、2つ紹介します。
自宅で気軽に利用できる
オンラインカウンセリングの大きなメリットは、自宅で気軽に相談できる点です。
通院や移動の手間がないため、時間の都合がつけやすく、忙しいお子さまでも利用しやすいでしょう。
オンラインカウンセリングは、カウンセリングのために外出することに抵抗がある場合にも適しています。
対面より話しやすい場合がある
対面で話すのが苦手な場合、オンラインの方がリラックスして話せることがあります。
画面越しなら話しやすいと感じるお子さまも多く、気軽に相談できる手段として有効です。また、匿名性を確保できるサービスもあり、安心して話せる環境が整っています。
自分に合った方法を見つけて、無理なく相談できる環境を整えていきましょう。
中学生の悩みは「不登校こころの相談室」にご相談ください

中学生は悩みを抱えやすい時期であると同時に、大人への反発心から、素直に胸の内を語りにくい時期でもあります。
しかし、悩みを一人で抱え続けるのはつらく苦しいものです。
身近な人に話しづらいと感じるときは、ぜひカウンセリングを利用してみましょう。
オンラインカウンセリングである「不登校こころの相談室」は、中学生のお子さまの悩みをサポートすることができます。
悩んだときの相談先の一つとして、検討してみてくださいね。