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発達障害

学校に行きたいのに行けないのは病気?原因や対応について解説します

さまざまな事情から、学校に行きたいのに行けない状態にあるお子さまは、一定数存在します。

周囲からは、学校に行けていないという現状だけを見て、「怠けているのでは」「甘えているだけ」と誤解されることもありますが、お子さま本人にとっては深刻でつらい状況です。

また、「学校に行きたいのに行けないなんて病気なのでは?」と感じるお子さま、保護者様もいることでしょう。

そこで本記事では、「学校に行きたいのに行けないのは病気なのか?」という疑問をはじめ、行きたいのに行けない原因や対応を詳しく解説します。

悩んだときの相談先も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

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学校に行きたいのに行けないのは病気?

学校に行きたいのに行けないのは病気?

「学校に行きたいのに行けない」という状態は、必ずしも病気と結びつくわけではありません。

ただし、身体や心の不調が背景にある場合もあります。

体調が優れず登校できない、強い不安で家から出られないといったケースでは、医療的な支援が必要になることがあります。

大切なのは「本人の意思の弱さ」や「やる気のなさ」と片付けないことです。

病気や不調が隠れているのに周囲から理解されず、責められてしまうと、お子さまはさらに自分を追い込んでしまいます。

ここでは、学校に行きたいのに行けないときの代表的な心身の病気について解説します。

身体の病気の可能性

思春期のお子さまに多いのが「起立性調節障害」です。

これは、自律神経の働きがうまくいかなくなり、朝起きられない、立ち上がるとめまいや頭痛がする、強い倦怠感で動けないといった症状が出ることが特徴です。

お子さま本人は「学校に行きたい」と思っていても、身体がついてこないため登校できなくなってしまいます。

その他にも、慢性的な頭痛や腹痛など、ストレスが身体の症状として表れる「心身症」が原因で学校に行けなくなる場合もあります。

これらは周囲からはわかりにくいため、「仮病」と誤解されることも少なくありません。

しかし、本人のつらさは紛れもない事実であり、無理に登校させるとかえって症状が悪化することもあります。

身体の病気が疑われる場合、速やかに医療機関を受診しましょう。

心の病気の可能性

精神的な不調が「学校に行きたいのに行けない」状態につながることもあります。

代表的な病気は、「うつ病」「不安障害」などです。

  • 前日から不安で眠れず、朝になると強い緊張感に襲われる
  • 学校のことを考えるだけで動悸や吐き気が出る
  • 気分の落ち込みが続き、好きなことにも興味を持てなくなる

こうした様子が見られるときは、心の病気が潜んでいる可能性を考える必要があります。

気持ちや努力では解決できないことが多いため、専門家のサポートを受けながら回復を目指すことが重要です。

学校に行きたいのに行けない原因

学校に行きたいのに行けない原因

学校に行きたいと思っているのに行けない背景には、病気以外にもさまざまな要因があります。

心理的な負担や人間関係、生活環境などが複雑に重なっていることも多く、単純に一つの理由で説明できるものではありません。

ここでは、代表的な原因を整理して紹介します。

いじめや人間関係のストレス

友人との関係がうまくいかない、仲間外れやいじめを受けているといった状況は、「学校に行きたいのに行けない」大きな理由になります。

表面的には体調不良のように見えても、背景に人間関係の不安や恐怖が隠れているケースは少なくありません。

特に教室が「安心できない場所」と感じられると、登校への一歩が極端に重くなってしまいます。

人間関係のストレスは周囲から見えにくい分、お子さまが打ち明けにくいのも特徴です。

勉強や成績へのプレッシャー

授業の難しさや成績への不安が積み重なると、学校に行くこと自体が苦痛に感じられるようになります。

真面目で努力家なお子さまほど「頑張らなければ」という思いが強く、かえってプレッシャーに押しつぶされてしまうこともあるでしょう。

特に高校生は、進学や将来の進路を意識する年代であるため、不安も高まりやすい傾向にあります。

勉強の遅れを取り戻せないと感じると、「行きたい気持ちはあるけれど、自分には無理だ」と登校を避けてしまう場合があります。

家庭環境や生活リズムの乱れ

家庭内の不和や急な環境の変化も、学校に行きたいのに行けなくなる原因になり得ます。

親子関係のすれ違いや引っ越しなどの変化は、お子さまに大きな心理的負担を与えることがあるのです。

また、夜更かしやゲーム・スマートフォンの長時間利用などで生活リズムが乱れると、朝起きられなくなり、体調不良が重なって登校できなくなることもあります。

こうした生活リズムの乱れの背景には、心の不安や疲れが隠れている場合も少なくありません。

生活習慣と心理的ストレスは相互に影響し合い、負のサイクルを生み出してしまうのです。

発達特性や気質の影響

生まれ持った気質や発達特性が、登校への意欲に影響しているケースもあります。

たとえば、HSC(人一倍敏感で繊細なお子さま)のように感覚が鋭いお子さまは、大きな音や人混みに強いストレスを感じやすく、学校生活に疲れてしまうことがあります。

ASD(自閉スペクトラム症)ADHD(注意欠如・多動症)などの発達特性がある場合も、集団生活や学習スタイルが合わず、登校を難しく感じることがあります。

これらは、わがままや甘えではなく、お子さまの特性に合った環境や支援が必要だというサインです。

周囲が理解し、適切なサポートを行うことで、お子さまは安心して学校生活と向き合えるようになるでしょう。

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学校に行きたいのに行けないときにできること

学校に行きたいのに行けないときにできること

「学校に行きたいのに行けない」状況にあるとき、お子さまは無力感に襲われることがあります。

しかし、小さな工夫や行動を積み重ねることで気持ちが少しずつ変わり、登校へとつながることもあります。

ここでは、お子さま本人が取り入れやすい対応法を紹介します。

朝の準備だけしてみる

登校そのものが難しくても、制服に着替える、朝ごはんを食べる、玄関まで出てみるなどの「学校に行く準備」だけなら挑戦しやすいことがあります。

たとえ学校に行けなかったとしても、「ここまではできた」という経験は自信を積み重ねるきっかけとなるでしょう。

朝の準備は規則正しい生活リズムにもつながり、心身の安定によい影響をもたらします。

気持ちを書き出す

頭の中で不安や悩みを抱え込むと、ますます大きく膨らんでいくものです。

悩んだときは、その日の率直な気持ちを書き出すだけでも心が整理されることがあります。

誰かに見せる必要はありません。

自分だけの安心できる表現の場を持つことが大切です。

教室以外の居場所を探す

教室復帰が難しいと感じるときは、別室登校や保健室など、学校の中で安心できる場所を探してみましょう。

たとえ短時間でも学校と関わる経験を積み重ねることで、「次はもう少し頑張れるかもしれない」と感じることができるかもしれません。

先生に相談しながら、無理のない範囲で登校の機会を持ち続けることがポイントです。

学校以外の学びの選択肢を知る

学校に行けない期間が長引くと「自分は取り残されるのでは」と不安になることがありますよね。

しかし、学びの場は学校だけではありません。

通信制高校やフリースクール、オンライン学習など、学びを続ける方法は多く存在します。

自分に合った学び方を見つけられれば、学びを継続していることへの安心感が生まれ、将来への見通しも持ちやすくなります。

学校以外の選択肢を知ることは、お子さまの気持ちを軽くする助けになるでしょう。

学校に行けない子どもへの家庭での対応

学校に行けない子どもへの家庭での対応

お子さまが「学校に行きたいのに行けない」と悩んでいるとき、家庭での関わり方は大きな支えとなります。

ここでは、学校に行けないお子さまに対して保護者様に実践していただきたい対応を紹介します。

否定せず気持ちを受け止める

お子さまは、現状について「怠けているだけじゃないの?」「どうして行けないの」と否定的に言われると、さらに自分を責めてしまいます。

学校に行けない自分をすでに苦しく感じているため、否定されることで追い詰められてしまうのです。

まずは、「行きたい気持ちがあるのに行けない」という葛藤を理解できるとよいでしょう。

保護者様からの理解や共感の言葉は、安心感につながります。

否定せず受け止める姿勢を示すことで、お子さまの心の負担は軽くなり、少しずつ自分の気持ちと向き合えるようになります。

焦らず見守る

「早く学校に戻らなければ」と焦る気持ちは自然ですが、保護者様の焦りがお子さまに伝わると逆効果になることがあります。

無理に登校を促すと、登校に対する不安がさらに強まり、かえって動けなくなってしまうのです。

焦らず見守るためには、小さな変化を一緒に喜ぶことがポイントです。

たとえば、「今日は制服に着替えられたね」「玄関まで出られたね」といった声かけは、お子さまが自分の頑張りを肯定的に捉えるきっかけになります。

日常の小さな前進を積み重ねることが大切です。

学校と連携する

お子さまの現状については、家庭だけで抱え込まず、学校と連携して対応しましょう。

担任の先生やスクールカウンセラーと情報を共有することで、教室以外の居場所を検討したり、段階的に登校を再開したりと、無理のない支援を一緒に考えることができます。

その際には「朝は体調が悪く、午後のほうが動きやすいようです」など具体的に伝えると、学校側も対応を取りやすくなります。

家庭と学校が同じ方向を向いて支えることで、お子さまだけでなく、保護者様の負担も軽減されます。

医療機関の受診を検討する

体調不良や心の不安が長引いている場合、医療機関を受診することも選択肢の一つです。

たとえば、起立性調節障害を疑ったり、気分の落ち込みが強いといったなど具体的なサインがあるときは、早めに小児科や心療内科を受診することが求められます。

病気であると原因が明らかになることで、安心できるケースもあります。

適切な治療や薬の処方により、症状の軽減も期待できるでしょう。

保護者様が「病院に行こう」と声をかけることは、回復のきっかけを作る大切なサポートです。

カウンセリングを活用する

カウンセリングは、お子さまにとって「安心して気持ちを話せる場」です。

専門家に話すことで悩みを整理しやすくなり、家庭では見えにくい心理的な負担を理解する手がかりにもなります。

また、カウンセリングはお子さまだけでなく、保護者様にとっても有効です。

お子さまへの関わり方を含め、子育ての悩みを一緒に相談でき、具体的な対応のアドバイスを得ることができます。

学校に行きたいのに行けないと悩んだら「不登校こころの相談室」へ

学校に行きたいのに行けないと悩んだら「不登校こころの相談室」へ

「学校に行きたいのに行けない」という状況は、お子さま本人にも家庭にも大きな悩みです。

病気や体調不良、人間関係、勉強の不安など要因はさまざまで、誰にでも起こり得ます。

お子さまが学校に行きたいのに行けなくなったときに大切なのは、「意思の弱さではない」と理解することです。

小さな一歩を積み重ねたり、安心できる居場所を見つけたりすることで、少しずつ状況が改善することがあります。

しかし、これらの悩みを家庭だけで抱えるのは負担が大きいものです。

不登校こころの相談室」では、カウンセラーが一人ひとりの気持ちに寄り添い、状況に合ったサポートを一緒に考えていきます。

まずは無料のAI診断で、お子さまに合う支援の方向性を知ることも可能です。

「学校に行きたいのに行けない」と悩んだときは、ぜひご相談ください。

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執筆:maple

フリーランスライター。大学院での研究や心理士としての勤務経験、自身の子育て経験をもとに、教育やメンタルヘルスに関する記事を多数執筆。専門分野は、心理療法と精神疾患。最新のデータや論文などの一次情報を正しく取り扱うこと、読者に安心感を届けることをモットーに活動中。

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どうか一人で抱え込まないでください。不登校こころの相談室は、保護者様の想いに寄り添い、お子さまが自信を取り戻して自分のペースで前に進めるよう全力でサポートします。

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